さて、この日スイムウォークするのは、石川県能美市です。
東京から北陸新幹線で金沢駅を経て、能美市に到着です。
能美根上駅(のみ/ねあがり)です。ねがみではなく、ねあがりと読むのですね。今の時代にふさわしい名前です。
駅は新しく、インスタ映えしそうなデザインもなされています。
ゴジラこと松井秀喜の母校、根上中学の裏にある「根上ふれあいプール」が今回の最初の目的地です。
田舎の中学の広いグラウンドで松井少年は、ボールをかっ飛ばしたり、相撲を取っていたのは有名な話。
想像すると底知れぬ感動を覚えずにはいられません。
駅から歩くこと、10分程度でプールに着きました。
ロッカーは、ボロいといった方が正確でしょう苦笑。
市営プール特有のな強力な塩素の匂いがします。
田舎の子どもたちはプールで楽しそうに騒いでいます。田舎のプールは彼らの大切な健全な遊び場です。
レーン:
水深:
営業日:平日10:00-20:00、土日祝日10:00-17:00
休業日:火曜日、年末年始
料金:市民一般410円、市民高校生以下200円。市外一般820円、市民高校生以下400円。
設立:1985年
駐車場:有。
旧名:根上健民水泳プール
人口万人の田舎のプールだからかもしれませんが、水質が綺麗でほど温度もちょうどよく冷たいように感じます。建物は老朽化しているが、プール周りはとても良かったです。
今日も、1000mいただきました。
では、ここから能美市最大の観光資源、松井秀喜ベースボールミュージアムまで歩いていきます。
ちなみに、もう一人この地域には有名人がいます。
そう、森喜朗元総理の故郷です。彼自身は引退しているので、選挙ポスターを見つけることはできませんでした。しかしながら、父、森茂喜に関する石碑をこの短時間に2つも見つけることができました。
Wiki情報によると、軍歴も持つ彼は村民にとても人望のある無私な人物であったようです。
その才能、ロシア通、ラグビー好きは息子にも受け継がれた。まあそういう感じでしょうか。
森さんはその失言癖はともかく、とても話が面白く、サービス精神旺盛な調整型の大物政治家という印象があります。そのルーツを感じることができました。
さて、ここからは延々と海沿いの道を歩きます。
民家と、会社の工場や倉庫が並存しています。
とりわけ目を引くのは、小松マテーレです。
上場企業であり、連結で300億を超える売り上げを超える世界的な企業。
イスラームの服装のサリーに使用される繊維素材を作っています。
ここまでの写真を見てきて、いつも松が写り込んでいることにお気づきでしょうか?
いわゆる「根上の松」です。
至るところに松。おそらく、松井の松もここから来ているし、森も松林から捉えた苗字と想像してしまいます。むしろ海辺の松林を切り崩して、土地が開けたといったほうが正しいのでしょう。
一つ歴史的なスポットを紹介しましょう。
勧進帳のオチの、武蔵坊弁慶謝罪の地です。もちろん謝罪の相手は、主君、源九朗義経です。
これまた松に囲まれた公民館の中にあります。
勧進帳について一応触れておきましょう。
平氏滅亡後、兄、源頼朝と対立した義経は山伏に成りすまして、奥州平泉を目指して逃亡の旅に出ます。
その時に、安宅の関というところで、足止めをくらいます。
関所の役人に怪しいと疑われるわけですね。
で、とっさに弁慶が、主君義経を鞭打って、謀反人、義経に似ていることを責めるわけです。
それにびっくりした国司は、心打たれるものがあったのでしょう。義経一行の関の通過を赦します。
そして、弁慶は涙を流して、義経に謝るという話です。
二人の深く、血の通った主従関係が見て取れます。
さて、やっと着きました。プールからは30分強は歩いたかと思います。
アメリカ西海岸の大邸宅をイメージした建築の松井秀喜ミュージアムです。
松井秀喜ベースボールミュージアム – MATSUI HIDEKI BASEBALL MUSEUM
展示は松井の幼少期から、日米でのプロ野球時代の歩みはもちろん、国民栄誉賞受賞までの彼の人生を追っています。
スーパースター松井の歴史を知ることは、90年代から00年代の日本プロ野球、大リーグの歴史を知ることでもあります。
松井ファン、巨人ファンはもちろんでしょうが、プロ野球を少しでも知っている人間なら楽しめる内容となっています。
松井の盟友であるミスターキャプテン、ヤンキースのデレク・ジーターのこの記念館を訪れたときのコメントも展示しています。
個人的にはとても好きです。
あと、おみやで、このカレーは買いましょう。松井家を感じることができます(笑)
今日も頑張りました。
では、また!
コメント